仕事・転職

銀行はブラック企業である。

元銀行員S(@2ndpenguin1986)です。

突拍子もないタイトルですみません。ただ、銀行はブラック企業ではないのか?ということについては、ずっと考えていました。

この記事では、銀行はブラック企業であるということをお伝えしたいと思います。

 

一つ勘違いしてほしくないのは、決して今銀行で働いている人、銀行はブラックだから早くやめたほうがいいですよということではありません。

私も10年銀行にいて、上司も含めて仲間がたくさん銀行で働いています。彼ら彼女らはとても一生懸命に働いていますし、尊敬できる上司、先輩方も多いです。

ですが一方で、私の身近な人は銀行で勤めていましたが働けなくなって退職しました。また、私がOJTで指導した後輩は働いて3か月目に辛すぎて銀行に来れなくなり、その後退職しています。他にも病気になってしまった人など多くを知っています。

どの企業でもありうることなのかもしれませんが、ツイッター上での金融機関アカウントの悲愴っぷりは他の企業に類を見ないと思います。特に1年目から3年目までと思われるアカウントはつらい、会社行きたくない、早くやめたい。とツイートしています。

私がどうしてこの記事を書こうと思ったのか、それはあるツイッターアカウントのつぶやきを見て書くことを決意しました。

詳しく書いて特定されるのは嫌なので書きませんが、とにかく見ていてつらそうだったんです。きっと入社する前はそんなこと考えていなかっただろうに。

そんな彼、彼女に届けばいいなと思ってこの記事を書きたいと思います。

ブラック理由①職場環境

支店長の言うことは絶対

何が一番の原因なのかと考えると、間違いなく職場環境でしょう。そして、その影響が一番出るは上司ですよね。

最近特に思いますが、結局上司がどういう人かというのがとても重要だと思います。ですが、上司って一人じゃないですよね?

担当から見ると、係長、課長、副支店長、支店長と直属ラインで少なくとも4人います。このうち、係長や課長、副支店長の中間管理職が変なやつでも多分何とかなると思うんです。他の役職者が何とかすれば問題ないケースが多いです。

ですが、支店長が変なやつ(言葉は置いといてください)だとかなりつらいと思うんですよ。

各支店毎に支店長を頂点としたヒエラルキーがあって、支店長の言うことは絶対というような文化が広がっています。もちろん私の上司も支店長になってましたし、いい人がいるのも事実です。

ですが、この支店長次第で支店の雰囲気全てが変わります。なので、いくら中間管理職が良い人であっても支店の雰囲気が変われば簡単に助けてもらえなくなる可能性が十分にあり得ます。

私のいた銀行では他の銀行に比べて温厚そうだなと感じたのですが、友人の勤めている銀行ではとにかくのし上がっていかないと支店長になれない。だから、結構圧の強い支店長が多いということで、支店全員が支店長の機嫌をとるのに必死ということでした。

組織とは人なんですよね。

なぜか体育会系の文化

銀行ってよくわからないですけど割と体育会系の文化なんですよね。支店長や上司の言うことは絶対ということにも関わってきます。

なので、新人って一番下っ端になるわけじゃないですか。まだ何もわからない中であれもやれこれもやれ。しかも気をつかわないといけないので精神はすり減りますよね。

  • 早くきて掃除
  • コピー用紙など消耗品の補充
  • 打上の買い出し
  • 飲み会の出し物
  • 飲み会の幹事

有りすぎて書ききれませんね。雑用っていうのはどこにいっても誰かしらやらなければいけなくて、あなたがやっていなければ他の誰かがやってくれてるものです。ですが、とりわけ銀行では新人が一番やらなきゃいけないってなっていましたね。

ちなみにですが、銀行員は休みを取った次の日なんていうか知っていますか?

昨日はお休みさせて頂きありがとうございました!

って言うんですよ。

飲み会の次の日なんていうか知っていますか?

昨日はありがとうございましたorお疲れ様でした

って言うんですよ。

ちなみに新しい職場でこれ言ったら浮きましたね笑

異動も飲み会も多い

これは良い部分も悪い部分もあります。

銀行は2~3年毎に異動があります。これによりすごい早さで人がシャッフルされていきます。

良い点とすれば、嫌な上司などにあたっても数年で入れ替わるので、辛い時期が少なく済むかもしれません。

悪い点とすれば、逆に嫌な上司が来るかもしれないし、転勤先にいるかもしれない。

しかもこの異動があるたびに飲み会が開催されます。

コメントしてますけど、支店毎だけならまだしもちょっと大きいお店だと課毎にあったりします。これ、ある程度年数いっていれば困ることは少ないでしょうけど、新人とか若手だと結構気をつかって大変だろうなって思います。

異動無くても飲み会はありますしね。期末の打ち上げも。何もなくても飲み会は開催されます。

多分嫌なことは酒を飲んで忘れよう精神で、銀行はとにかく飲み会が多い。なので出費がかさんで、全然お金たまらないんですよね。

 

次の理由は収益環境の悪化です。多分銀行が昔のように融資がバンバン出せて儲かっている時代であればここまでブラックではなかったと思います。ですが、今や銀行は合併したりして何とか生き残りをかけている時代です。収益環境の悪化によるブラックな理由をお伝えします。

ブラック理由②収益環境悪化

銀行はみんな営業職

多分、ここが一番勘違いされて特に女性が苦しむ原因だと思います。

銀行で正社員で働く人は今やほぼ全ての人が営業です。融資だけじゃなくて、投資信託などの販売もありますよね。メガバンクなどでは事務職での採用もまだあると思いますが、地銀なんかは事務職、いわゆる預金業務はほとんどパートさんが行っています。

今後特にAIが台頭してきて、預金業務はAIに代わられるって言いますよね。なので、正行員がやることは収益になるものを取ってくることです。

つまり、融資、投資信託、保険、紹介手数料などの項目ですね。

銀行の預金業務なら、3時に窓口が閉まって、お金を締めて、定時で上がるっていうのはもう昔の話です。一部信金や農協などではあるのかもしれませんが、今の銀行にそんな余裕はありません。

正社員は給料相応に収益になるものを取ってきてくれ!というのが、今の銀行です。

融資はどんどん低利へ

融資についてもどんどん低利になっていますよね。

融資は借りたい先は中々貸してもらえなくて、貸したい先はお金がいらない。だから、何とか金利を安くするから借りてくださいというのが実情です。ビジネスモデルに差が無いものだから、結局金利競争になって自分たちの首を絞めることになるんですよね。

銀行全体としては金利の低下は悩みの種だとは思いますが、支店単位としては自分たちの予算は達成させなければいけないっていう頭があるから、多少のことは目をつむって何とか借りてもらおうとするでしょう。

ただそんな案件に対して本部は何でこんな低い金利なんだってなって、担当者を責める。ですが、担当者は数字がいかないと支店長などからも責められるので、どちらにしろ責められてしまうわけですね。かわいそうですね。

ちなみに、お願いセールスといういわば土下座営業みたいなものもありまして、お客さんにお願いします借りてくださいという技があります。

効果があるときとないときとがありますが、ある種お願いすれば借りてくれるみたいなところへは半期に1回お願いに行ったりします。優しいですよね。

ですが、借りすぎになってしまって逆につらくなるという現象もあったりして、ホント嫌になりましたね。

運用商品は本当に資産形成になるのか

今では銀行の重要な収益源となっている投資信託や保険の販売がありますね。ですが、投資信託とか保険って本当に資産形成に役になっているんでしょうか?

もちろん、中にはいい商品もあると思います。ですが、銀行で扱う商品と証券会社などでしか扱わない商品とでは結構差があったりします。

ただ、銀行って世間からはかなり信用されていると思うので、慣れている人以外で、証券会社からの銀行からとで勧められた場合は、銀行からだったら買ってくれてしまいます。

そう、買ってくれてしまうんですよ。

買ってくれてしまうものだからこの商品は本当に資産形成に役に立っているのだろうか、もしかしたら役に立たない商品を売ってしまっているのではないだろうかって思い悩んでしまうと思うんですよね。

 

では、最後にこんなブラックな銀行をなぜやめられないのか?その原因に触れたいと思います。

辞められない原因

世間体がいい

まっさきに思いますが、これが全てを狂わしています。

銀行って聞くとどんなイメージですか?

  • 安定したいい企業だね
  • 立派な社会人になったんだね
  • 親も喜んでいるでしょう
  • お給料高くて安泰だね

多分こういう答えが返ってくるでしょう。

銀行は安定した社会的信用のある企業の代名詞。給料も高いし、人気の企業と言われます。世間体は抜群だと思います。だから、例えば親に銀行やめたいって言うとどうでしょうか?

  • せっかく入ったのにもったいない
  • もうちょっとがんばってみたら

と引き止め交渉されることの方が多いでしょう。決してご両親を否定するわけではありませんが、中で働くのと外から見るのでは違います。

実際のところはどうでしょうか?

  • ただお金を扱っているだけのサラリーマン
  • つぶれることはないかもしれないがノルマがキツイ
  • 給料は飲み会で消える
  • ストレス、疲労感がハンパない

普通のストレス多いサラリーマンですよね。

周囲が優しい

周りの人って優しいですよね。上司にも優しい人がいたり、同僚とか、パートさんとか優しい人多いと思います。

働けなくなって辞めた人も、人には恵まれていたってほとんどの人が言っています。では、なぜ働けなくなるような環境なのにいい人なのか?

支店の雰囲気です。

誰かが怒られてもその場では助けられません。後で飲み屋で愚痴を聞いてくれたりするかもしれないけど、その場で助けたら今度はその人が標的にされる。だから、身代わりになるようなことはできないんです。

できないからといってその人たちが悪いとも思いません。誰が悪いのではなく、支店全体の雰囲気です。一人一人はよくても、みんなの前では中々できないものです。これは日本人独特のものなのかもしれませんよね。

辞められなかった人が残ってる

極論を言えばですが、皆さん辞めようと思ったけど辞められずに残っている。ともいえますよね?銀行に入る人って元々が安定とか安心とかを求めていたりする人が多いので、今ある環境から飛び出して転職していくケースって少ないと思います。

なので、そこにいる人たちの言葉は銀行を辞められなかった人たちの言葉になるわけです。銀行を辞めようと何度も考えたけど、結局残ることを選んだ人たちです。

昔つらかったときがあって、何とか乗り越えてきた。辛かったときのことを思いだして、がんばりなよって言葉をかけてくれる。

ああ、自分もがんばらなきゃ・・・って思いましたか?

思う必要ありましたか?そのつらかった人生を乗り越えた方たちは今、楽しそうな銀行員人生を送っていそうですか?

送っていなさそうな人多くないですか?楽しそうに毎日働いていますかね?

最悪なのは、自分のときはもっとつらかった!だからこれくらい大丈夫だ!とか言ってくる上司ね。ほっとけばいいですよ。

さいごに

銀行がブラックであるということでお送りしてきましたが、最後は私の持論を展開します。

銀行をやめる、やめたいって言っている人はどんなことを言ってたでしょうか?

  • せっかく入ったのにもったいない
  • 今より悪い環境になったらどうしよう
  • 我慢した方が得策だ
  • この先環境が変わるかもしれない
  • いっそリストラとかないかな?

私も転職した身で辞めるときは本気で怖かったです。リストラ以外は全部思いました。

でも、自分の人生だから自分で決めるしかないんですよ。責任は全部自分です。今の銀行を受けようと思ったのは自分だし、入ったのも自分。だったら辞めるときも自分で決断したらいいんじゃないでしょうか?

辞めるって決断しても誰も怒りませんよ。私はむしろよく決断したねって思います。自分で言うなって言わないでください。

辞めると上司に伝えて辞めるまでの約3か月、怖いものなんてありませんでした。もちろん、新しく入る会社でちゃんと仕事できるか不安でしたが、人間何とかなるもんです。

逆にですけど、銀行は社会的信用の高い仕事なので、転職するのにも一定のハードルは簡単に超えられると思います。あなたががんばって銀行に入ったことは失敗ではなく、しっかりハードルを越えられるということの証明になっているんですよ。

たとえ新入社員で3か月しかたってなくて辞めるって決断をしてもいいんじゃないでしょうか?世の中の職で一つ合わない職業を発見したわけです。もし、仮に合っていたとしても環境が悪ければ力は発揮できませんし、力も身に付きません。

世の中にはいっぱい仕事があります。仕事の仕方はどんどん増えて、新たな仕事ができています。銀行の仕事なんか世の中の数ある仕事の中のたった一つです。そんなに銀行にしがみつかなくていいと思います。

何かあればツイッターのDMでもコメントでもください。私でよければ力になりたいと思います。ただのグチであっても聞きます。

これを読んで頂いて少しでも何か役に立てば幸いです。

がんばりすぎないでください。応援しています。

 

もし、この記事を見て転職をしようかなと考えたらこちらの記事で私が利用した転職サイトの案内をしていますので、よろしければ参考にしてみてください。

https://2ndpenguin.net/archives/993

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